技人国 · 7 MIN
飲食企業での職務設計と、現場業務との線引き
技人国は、外国人だから使える在留資格ではなく、専門的な技術・知識や外国文化に基づく能力を必要とする仕事のための在留資格です。肩書きではなく、実際の仕事の中身で考えます。
まず押さえたいこと
- 専門的な技術・知識を必要とする業務として職務を設計する
- ホール・キッチンなどの現場作業を主な仕事にしない
- 専攻・経歴、業務内容、仕事量を一つの職務記述書で説明する
技人国で想定する業務
出入国在留管理庁は、技人国の例としてマーケティング、通訳、デザイナーなどを挙げています。飲食企業では、事業規模と実際の業務量に応じて、専門業務を明確にします。
- 販売データ分析、販促企画、SNS・広告運用
- 外国人顧客向けの企画、翻訳・通訳
- 経理、財務資料、管理会計
- 人事企画、外国人従業員の研修設計
- 複数店舗の業績管理、業務改善、本部企画
現場業務との線引き
飲食店での接客や厨房作業は、それ自体では専門的な技術・知識を要する技人国の主業務として基本的に扱われません。採用直後の実務研修として行う場合にも、期間、目的、研修後の専門業務との関係を個別に説明する必要があります。
職務記述書に入れる項目
求人票、雇用契約書、申請書類で仕事内容が食い違わないよう、採用前に一枚の職務記述書へまとめます。
- 担当する専門業務と成果物
- 1週間・1か月の業務配分
- 対象店舗数、売上規模、分析・管理対象
- 候補者の専攻・実務経験との関連
- 所属部署、上司、社内の役割分担
外ショクinでの取扱方針
外ショクinでは、技人国人材を店舗管理・マーケティング・経理等の専門業務に限定し、ホール・キッチンの現場要員としては紹介しません。中小企業では、専門業務の量を慎重に確認するため、原則として1企業1名までを運用目安とし、個別案件ごとに適合性を確認します。
公的資料・参考ページ
本記事は一般的な情報提供を目的としています。在留資格・申請・雇用の可否は、候補者、職務内容、企業の状況および最新制度により異なります。